電気式 ガソリン機関車 B5号機

製造年月 | 2002年5月 |
モデル | なし |
動力 | あり(ガソリン発電機 総出力200W) |
サイズ | L1200mm×W700mm×H1400mm |
定員 | 運転士1名 |
現状 | 譲渡済(2005年) |
小柄な割に力持ち。非電化時代の桜谷を支えた名車
■2002年5月に竣工。南山線に合わせて、軌道線用から180mm程度全幅を広げた南山線最初の動力車である。
■廃車となった5号電気機関車から足回り(車輪・台枠・モーター・伝導機構など)を流用し、
富士重工製のスバルエンジン(出力550W)を搭載、車体・整流器・運転操作機器は新製した。
変圧器は既製品を利用している。
■電気式とは、ガソリンエンジンで交流電気を発電し、
変圧・整流を経てAC100VをDC30V以下に変換して直流モーターを回す方式である。
■本機は、5号電気機関車から譲り受けた100W直流モーター2基を駆動している。
ギアは2段で変速比を大きく取っているため、速度はあまり出ないが力持ちでである。
(元々が貨物用機関車なもので・・)
初の電気ブレーキ装備車
■20パーミルの連続勾配がある南山線仕様として、電気ブレーキを装備した。
ガソリン機関車で電気ブレーキというのも電気式ならでは。
ブレーキハンドルを操作することで"クイーン"という音と共に切れ味のよいブレーキがかかる。
電気ブレーキのおかげで下り勾配の運転が楽になった。
■警笛は、自動車部品店で物色した乗用車用ラッパ型ホーン。
添付のコンプレッサでは音が巨大過ぎるため、弱めのコンプレッサに取り替えている。
■車体が大きめになったので、大人でも楽々と運転ができるようになった。
桜谷を引退後、軽便鉄道復活の礎を築いたB5
■竣工以来、運転会やイベント運転などに大活躍。
南山線の主力機となっていましたが、南山線の電化により徐々に活躍が減っていった。
そこに、三岐鉄道「阿下喜駅」の381鉄道からの強い要望もあって譲渡に至った。
その後は「ミニ電ほくさん」として外観は変更されたものの基本的にはそのままの状態で活躍し、現在は大切に保存されている。
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