デキ3 電気機関車

デキ3電気機関車 全景
製造年月 2006年7月
モデル 銚子電鉄 デキ3
動力 あり(直流36V 総出力270W)
サイズ L1360mm×W705mm×H1540mm
定員 運転士1名
現状 廃車・解体(2017年)

モデル車両が現存する凸型電気機関車

■銚子電鉄のデキ3凸型電気機関車をモチーフに製造。カラーはモデルの黒ではなく、濃いグリーンとした。
■2006年8月に大阪で開催された「国際鉄道模型コンベンション」へ7号機とともに展示。
■出張運転にも対応できるよう後部ボンネット内にバッテリーをセットして、バッテリー機関車としても運行できる。
■運転室にはお尻から乗車し、横向きに座る。はじめてのワンハンドルタイプのマスコンを採用し、ニュートラル部分は無く「0」でも少しブレーキがかかるように設計されている。

モデルに忠実であるが故にモデルよりも先に廃車に…

■誕生当初は集電にオリジナルモデルと同じようにビューゲルを採用し、集電も良好だった。
しかし、ポール集電や分銅型パンタグラフにあわせて架線や建築限界を調整すると離線しやすく、ビューゲルに合わせるとパンタグラフが離線するというジレンマを起こた。
結局デキ3も分銅型パンタグラフに換装し補助機関車として活躍していたが、最終的にはパンタグラフを外し、事実上バッテリー機関車となった。
■機関車としては軽量すぎ、客車が大型化すると勾配のある南山線では運用が困難となった。
そこで、晩年は輸送上軽量であることが求められる出張運転が主な活躍場所となった。
■しばらく出張運転で活躍したが、活躍機会が少なく、他の車両への部品供出のため2017年に解体された。
■現在台車部分のみが残されており、桜谷駅に留置されている。

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