10号 木製電車

製造年月 | 2011年6月 |
モデル | 車体:上田交通(長野県) 塗装:庄内交通(山形県) |
動力 | あり(架線集電36V 総出力450W) |
サイズ | L2400mm×W730mm×H1500mm |
定員 | 6名+運転士1名 |
現状 | 活躍中 |
頼れるオレンジ色の2両編成列車
■上田交通の車両をモチーフに塗色は庄内交通のオレンジとクリームを採用し、地味になりがちな桜谷の車両に新鮮な風を起こしている。
■床下には抵抗器などの機器を初めて設置し、より電車のイメージを盛り上げている。
実は全く別のものを造ろうとしていた?
■故持元オーナーは当初は大型の電気機関車を製造しようと考えていた。
そこでまずはパンタグラフを開発、製造してみたのだが、機関車用としては華奢な仕上がりだった。
このため、急遽電車の製造に方向転換して誕生したのが10号電車である。
電気機関車級の大出力・安定性能
■モーターは新型モーターを採用しパワーアップ。電流量もアップし、トレーラーを牽引した編成運転もおこなえるようになった。
■それならばと構造のよく似ていたホハ150が、同じ庄内交通カラーに塗色変更されて10番電車の後ろに連結されることとなった。
長く活躍させるための各種改良
■2023年12月に塗装が劣化していたため再塗装した。
既に製作者の持元オーナーは逝去しており、独自調合の塗料はわずかに発見されたものの、塗料のレシピは不明だった。
残されたわずかなサンプルを基に、1週間かけて調色を行い、ホハ150と連結しても違和感のない色合いに仕上がった。
■2024年4月に整備を行い、2両編成の運行で3両編成のED51と同等の600Wでは出力過剰であること、今後の整備用部品の確保の観点から、出力を600W(150Wモーター4基)から450W(150Wモーター3基)に変更した。
フォトギャラリー
通常運行時はホハ150を連結して2両編成となる。






