7号 バッテリー機関車「ななちゃん」

製造年月 | 2000年5月 |
モデル | 熱海鉄道(神奈川県)7号蒸気機関車 |
動力 | あり(鉛蓄電池 総出力116W) |
サイズ | L1100mm×W520mm×H1460mm |
定員 | 運転士1名 |
現状 | 活躍中 |
蒸気機関車「風」機関車として登場
■熱海軽便鉄道7号機をモデルにした蒸気機関車型BL(バッテリー機関車)。
■コンプレッサー搭載により気笛を鳴らすことができ、より蒸気機関車らしさを演出している。
■2001年3月~2003年9月にはSL8号機からテンダーを譲り受け、汽笛用の大型コンプレッサーを収納してテンダー付で運行したが、
テンダーの軸間距離が短すぎるためにカーブで脱線することから外された。
■バッテリーをトラック用の24Vに換装したこともあったが格納スペースの都合から12Vバッテリーの2台直列繋ぎに変更されている。
■2019年9月より英国の小鉄道風の塗装が施され、目玉様の装飾もされており、2020年6月16日に公募により「ななちゃん」という愛称がつけられた。
■普段は桜谷駅の留置線にいるが、運転会でも時折、補助機関車として活躍していた。
SLに見えるが実は…
■自動車用12V蓄電池×2個で直流モーターを駆動するバッテリー機関車だが、細部にわたって蒸気機関車を彷彿とさせる構造が用いられている。
(下表はいずれも製造当時)
【運転台配置】 | 逆転器や加減弁を模したハンドルを取り付けて、蒸気機関車の運転室のイメージを表現。 |
【加減弁】 | マスコン(主幹制御器)のハンドルに相当する「加減弁」は、手前に引き上げる操作でロータリースイッチの接点が切り替わる。 |
【逆転器】 | 逆転器はロータリースイッチにハンドルを取り付け、ぐるりと回転させると進行方向が変わる。(順行=上方向/逆行=下方向) |
【ブレーキ】 | ブレーキはハンドルを手前に引くと制動靴が動輪を締め付ける、手動式ブレーキ。 |
【その他計器等】 | 以上が実際の運転に必要な装置で、圧力計やバルブ、焚口などはダミー。 |
■ボイラーは不要となった家庭用焼却炉を、煙突の火の粉止めは「じょうご」を利用している。
フォトギャラリー


完成したばかりの7号機/加減弁に見立てたマスコンを操作する故持元オーナー。