オーナー「持元節夫」について


持元節夫オーナー

お知らせ

桜谷軽便鉄道の持元節夫オーナーは、2023年8月31日に永眠いたしました。享年95歳でした。
これまで様々な形で支えてくださった皆様に、故人に代わりまして厚くお礼を申し上げます。

生前持元氏は運転会でこどもたちの笑顔を見ることを何よりも楽しみに、この庭園鉄道を作り続けてきました。
94歳で入院するまでは、自宅からの急な坂を自転車を押しながら、毎日手入れを行っておりました。
入院がコロナ対応と重なり、持元氏との面会はほとんどできませんでした。
そのような中でも、Web会議システムなどを通じて桜谷軽便鉄道の情報に触れるたびに元気を取り戻し、退院に向け奮起しておりました。
スタッフ一同、また素敵な笑顔で戻って来られるものと信じていましたが、その願いが叶わず残念でなりません。

桜谷軽便鉄道は、ご遺族様の意向も伺い、持元オーナーの生前から参加していたボランティアスタッフで構成した「任意団体 桜谷軽便鉄道」に継承いたしました。
これからも、従来通り毎月第一日曜日の13:00〜15:00に月例運転会を行います。

今後とも桜谷軽便鉄道を何卒よろしくお願いいたします。

任意団体 桜谷軽便鉄道
スタッフ一同


オーナー略歴


持元 節夫(もちもと せつお)

1927年 滋賀県生まれ
1990年代 大阪で本物のレールを売っているのを発見し、飾りとして購入
1995年 自宅の庭にレールの敷設を開始。初の車両(28号資材台車)を製造
1998年 ついにレールが自宅を1周し、「桜谷軽便鉄道」と名付ける
2001年 自宅を飛び出し、土地を購入して南山線が開通
2013年 持元氏製作の最後の動力車「ED51電気機関車」完成
2015年 持元氏製作の最後の車両「人車(2代目)」完成
2023年 8月31日逝去

おもいでの写真


5号電気機関車を運転する持元氏(1999年)


軌道線時代の桜谷駅にて(1999年)


運転会を見守る持元氏(2007年)


SLの状態を確認する持元氏(2014年)


B5機関車の譲渡先381鉄道様から贈られたB5機関車車番プレートと共に(2021年)