南山線<毎月笑顔で溢れる15インチの創作鉄道>
南山線(みなみやません)は電化複線で、
デキ12号電気機関車、モハ1408号電車、10号木製電車、ED51号電気機関車等が就役しています。
鉄アレイ型のエンドレス軌道上に通過駅の『桜谷』駅と『風の峠』駅を設置し、一周約3分で走行します。
2001年8月10日に開通、翌11日の午後に開通式典の中 蒸気機関車8号機牽引の初発列車の運行以来、現在の桜谷軽便鉄道の活動はそのほとんどがこの南山線で行われています。
基本的に毎月第一日曜日に運転会を開催し、大人も子供もここに集い楽しい時間を共有しています。
路線名の「南山」は、当地の古い地名(古地図にある)を頂きました。
駅名の「桜谷」は新線のある場所から南へ5分ほどに位置した銅鉱山「桜谷鉱山」から、「風の峠」はすぐ下の国道にある峠に因み、
宮沢賢治の「風の又三郎」や「銀河鉄道の夜」のモデルになった岩手軽便鉄道の終点「仙人峠」のイメージを重ね合わせて命名しました。
桜谷駅は駅舎の周りに小ループがあり、到着した列車はループで向きを換えてからホームにすべりこみます。運転会での運行時には、この駅で乗降することは出来ません。駅舎は田舎の地方鉄道をイメージしたものです。
ループの入り口手前には蒸気機関車の蒸気圧を上げるために設置した待避線と水タンク、腕木式信号機を設置しました。
桜谷駅構内には留置線が2線あり、7号機や301・302客車、201客車などを留置しています。
風の峠駅には、作業所と検車庫が設置され、南山線の拠点となっています。到着列車は検車庫の裏側を廻るループで向きを換えてからホームに入る構造となっています。
検車庫は扉内に2線、扉なし2線の合計4線が敷設されています。検車庫内は軌道下を約1メートル掘り下げてピットとし、
車両の点検時に下側から作業ができるようにしました。
検車庫の端には大きな水タンクを設置し、蒸気機関車の基地となっています。
風の峠駅は1番線、2番線を有し、それぞれに出発信号が設備されています。ホームの桜谷駅寄りには入線と出場の電動ポイントの操作盤を設置しました。
駅舎のように見える建屋は、作業所で南山線の車両や設備などのパーツ製作を行っています。
建屋南側の検車庫寄りには出札口を設け、硬券を無償で配布しています。切符の棚、日付刻印機やパンチなども懐かしいものを置いています。
南山線の歴史
2001年
2004年
2008年
1月 |
tv-asahi「ナニコレ珍百景」第一回の放送で珍百景第1号に認定 |
9月 |
風の峠駅2線化 |
2010年
8月 |
シグナス森林鉄道(廃止)に仮設線路を敷設し、共同運転会を開催 |
2016年
現在に至る。